
意外と知らないコンセントの世界≪後編≫
意外と知らないコンセントの世界≪前編≫の続きということで、コンセントの世界をもっとお伝えしていきます。
≪前編≫では、コンセントの種類や豆知識、暮らしに役立つ情報をご紹介しましたが、コンセントにはまだまだ知らない世界があるのです。あなたはコンセントの間違った方法で使用していませんか?放っておくと危険かもしれません。あなたはコンセントはおしゃれに出来ないと思っていませんか?それは果たしてどうでしょうか?それでは続きをご紹介いたします。
知ってると便利!コンセントの位置や数
コンセント数は2畳で1カ所が目安。ただし、キッチンは使用機器がたくさんあるので、いたる位置にコンセントを多めに配置しておくと便利です。
コンセントの配置は特に重要で、考えずに設置するとコンセントが家具の裏に隠れてしまったり、使いにくい位置になってしまったり、コードがひっかかりやすい場所になってしまったりと、残念なことになってしまいます。日常生活を送る上で、どこでどうやって機器を使うのか、具体的にイメージしながら配置しましょう。
例えば寝室にコンセントを配置するとしたら、ベッドから手の届く位置にコンセントがあると、充電しながら携帯を確認したり、明かりを消したりとすごく便利です。ちょっとの工夫で毎日の暮らしが便利になると思いますよ!
やってませんか?コンセントの危ない使い方
●タコ足配線
たこ足配線とは、テーブルタップなどを使って一つのコンセントに複数の電気機器を接続することです。1つのコンセントやテーブルタップで同時に使用できる電流の容量は決まっています。これを「定格電流」といいます。たこ足配線の問題になる部分とは、たくさん器機を繋ぐからということでは無く、たこ足配線だと同時に使用する容量の合計がタップや配線の容量を越えてしまう可能性が高いからです。
ブレーカの安全装置がついているテーブルタップもありますが、これは限界容量を超えた時点で自動的に電源を切断する仕組みになっています。パソコン等を使用しているときに安全装置が作動すると、パソコンの電源も落ちて作成したデータを失ったり、ハードディスク等が故障する可能性があります。また、ブレーカーが内蔵されていないタップの場合だと、定格を越えて使用するとタップや配線が高温になったりと発火の原因になる可能性があります。
たこ足配線になってしまった場合は、同時に機器を使用するとどれくらいの容量を使うかを考えた上で使用すること、コンセントの増設などをしましょう。
●トラッキング火災
湿気を帯びたほこりで覆われた甘挿しの電源プラグがショートして発煙、発火する現象です。
タコ足配線は複雑化すると、増えたコンセントの分岐の数だけ、トラッキング現象を誘発する箇所も増えます。ほこりっぽいところでのたこ足配線は特に気をつけましょう。また、コードを束ねて使用するとコードが熱を持ち温度が高くなってしまうので、適度に熱を逃がしてあげる配線にする必要があります。
ほこりのたまったコンセントの掃除については、こちらの記事をご覧ください→大掃除の前に!家の気づきにくい汚れチェックリスト【リビング編】
コンセントもインテリア!おしゃれに飾ろう
せっかく部屋を模様替えしたのに、コンセントだけ部屋からちょっと浮いているように感じる・・・そんな時は、コンセントもおしゃれにしてしまいましょう!
●スイッチプレート
出典:http://www.arita-yamatoku.co.jp/switchplate.html
一気にコンセントが華やかに!購入する際は大きさをしっかり確かめましょう。カバーを外したい時は、留め具をドライバーで外しましょう。留め具が無いタイプのものには切り欠きがあるので、そこへマイナスドライバーを差し込み、少し捻る様にすればカバーが外れます。
●スイッチカバーをデコる
・ステッカー
壁に貼るだけで楽しいステッカーです。お手軽にコンセントの存在感をアップさせます。
・マスキングテープ
ステッカーとの合わせ技で全体の雰囲気が更に良くなります。
どうしても生活感が出てしまう配線の隠し方
コンセントは可愛くしたものの、コンセントの配線はごちゃごちゃで、結局見栄えが悪い!そんな時は、コンセントタップカバーを使うと、しっかり収納できて良いです。卓上やテレビ周りもすっきりと使うことができます。上に物を置けるタイプのものもあるので、空間を有効活用できます。生活感を隠しつつ、掃除もしやすく、ホコリも防げる一石三鳥の優れもの!ぜひお試しを。
身近にあるコンセントだからこそ気を使って
いかがでしたでしょうか?知っているようで意外と知らない世界だったのではないでしょうか?コンセントは安全に便利におしゃれに使いこなして、もっとコンセントに注目してみてはいかがでしょうか?
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