
「プロ直伝、失敗しない家選び絶対外せない!内覧ポイント5」
いい住まい勉強会はテーマごとにプロの目線を学び、理想の住まいを手に入れる方法をワークショップを通じて体感ができるプログラムです。今回の勉強会では、家族構成から考える必要な住居の広さと、物件をチェックする際にプロが必ず確かめるポイントを学びました。
⑴マンションを探す前に、自分の選択軸を探そう!
マンションを探す際に意外と気がついてない「マンション選びの軸」があるのです。ワークを通じてマンション選びの軸を解き明かしていきましょう!
まずは、suumoやhomesで住みたい家を探していきます。駅近やバルコニー、キッチンが広いなど選ぶポイントは人それぞれ。選んだポイントをワークシートに書き出していきます。
ワークシートに記入してみると、自分が何を大切にして家選びをしていくかが少し見えてくるかと思います。実は家選びに重要な4つの基準が存在するのです。
⑵家選びに重要な4つの基準
この建物と立地と間取り全てを満たした場合、予算と釣り合わないですし、予算を優先しすぎた結果、別の部分で住まいに対して小さなストレスを抱えることになることもしばしば。実は、知らないうちに住まいに対して抱えている小さなストレスを見ていきましょう。
このように、家選びも一歩間違うと落ち着くはずである我が家でストレスをためてしまうことにもなりかねません。住まいを決める前に自分にとって最適なバランスを見つけることが重要なのです。
⑶中古マンション内覧ポイントベスト5
今回の勉強会のゴールのひとつでもある、プロが絶対に確認する内覧ポイントを学んでいきましょう。
1:掲示板とバルコニーと駐輪場
マンションの掲示板やバルコニー、駐車場は住んでいる方々の状況が読み取れる場所です。掲示板の内容や(ゴミ出しルールが守れているか、ベランダでの喫煙苦情は出ていないかなど)掲示物が整理されているかなどを注目しましょう。
駐輪場でのチェックポイントは2点。自分たちの停めるスペースがあるか、もう1点は意外と見逃しがちな壊れている自転車が放置されていないかを確認しましょう。壊れた自転車が放置されているとなると駐輪場がきちんと管理されていないという可能性が見えてきます。
最後にバルコニーの確認です。本来、バルコニーには物をおいてはいけないことをご存知でしょうか。バルコニー以外の廊下など共用部分も合わせて確認することをオススメします。共用部分が管理されているとことは管理会社がしっかりしているということの裏付けにもなりますので重要なチェックポイントです。
2:玄関ドアと窓
次のチェックポイントは、こちらも意外と見えていないポイントである「窓・ドアの開け閉め」。特に玄関ドアは高確率で交換できませんので現状のまま利用ができるか、開け閉めした感触、開けた時に外の人にぶつからないかや、鍵やドアノブの形状も合わせて確認しておきましょう。窓に関しても同様で基本的に交換ができない部分となります。開け閉めした感触やきちんと鍵が閉まるか、光の入り具合や風の通り抜けなどもチェックしてくださいね。
3:床と音
3つ目のポイントは、床とそれによる音の響き方です。床と一口に言っても数種類あります。フローリングの固いものや柔らかいもの、畳、すでにカーペットが貼られているもの、クッションフロアと呼ばれる柔らかいシートのような床材。チェックの仕方は非常に簡単です。
床を、足で踏んでみましょう。とても固いようであればコンクリートの上にすぐに床材が貼られています。柔らかいようであればコンクリートの上に、防音用フローリングが敷いてあります。もちろん音の響き方に差が出ます、コンクリートだけでも音が響きますし、コンクリートの上に防音フローリングが敷いてある場合も柔らかさに差があるなら音が響きますので実際に踏んで音の響きを確かめることが大切です。上の階に人がいれば実際にどのぐらい音が響くか概ねわかりますので、もし上の階の方がいる場合には耳を済まして聞いてみると良いでしょう。
4:キッチン&洗面台の扉の中
4つ目のチェックポイントは、キッチンと洗面台の扉の中の「排水管」を確認することです。扉の中自体を確認する人は多いと思いますがチェッポイントは、収納の広さではなく「排水管」がどこに繋がっているか。
左の写真のように床に繋がってる場合は、リノベーションをする際にキッチンの移動ができるタイプ。壁に繋がっている場合は移動できないことが多いので中古マンションを購入後リノベーションを計画している方は注意してください。
5:見えにくい壁に注意
内覧時にまだ家具が残っている場合や、引き戸タイプの収納の奥に注意していただきたいのが「カビ」です。
カビが奥まで入り込んでいる場合は除去できないこともありますので、見えない壁がある場合に注意が必要です。
内覧ポイントを学んで頭を使った後はお待ちかねのティータイムです。
勉強会の参加者はリノベーションという言葉をよく知っている人から、そんな選択知らなかった!という人まで幅広く参加するためティータイムが存在することで面白いコミュニケーションが生まれる時間です。
⑶本当に必要な広さを知ろう
次のポイントは「必要な広さ」を知ることです。中古マンションを買うだけ出なく、賃貸を借りるときにも確認できるこのポイント。シートに記入をしていくだけで自分にあった広さを算出できる優れものです。
今回のワークは購入を前提としていましたので、現在と5年後(生活が変わっているタイミングでOKです)どのように家族構成が変わっていて荷物の量がどのぐらい増えるのかを想定しながら記入を進めます。荷物が多い人と少ない人では一部屋分の差が出ることも!きちんと必要な広さを知っておくことで、適正な広さの物件を見つけることができます。
⑷住みたい間取りを再現してみよう!間取りシュミレーションワーク
必要な広さや内覧ポイントを学んだところで、自分が住みたい部屋をシュミレーションしてみましょう!
1人ひとりにマンションシュミレーションボードが手渡され、そこにどんな間取りにしたいかバズルのようにあてはめていきます。実はこのワークショップ、収納やLDKの場所などかなり細かく配置することができ、さらにダイニングテーブルやベッドの配置シュミレーションもできる優れもの。理想の間取りを完成させていきます。
やってみると、自由度が高い分自分で中古物件を購入してリノベーションをするときの参考にもなります。
⑸理想の間取り、リノベーションで叶えるにはいくら必要?
理想の間取りができたところで、実際に理想の間取りを叶えるためのマネーシュミレーションをしていきます。マネーシュミレーションの問題を解決するラクリノ(http://rakurino.com/)というサービスを利用しましたラクリノの使い方は簡単!
①物件をスーモやアットホームなどで検索します。気になった物件の条件をラクリノに入力をしていきます。
②条件の入力後、スローカフェやベーシック、インダストリアルの中から希望するテイストを選択します。
③テイストの選択後、リノベーション後の間取りを選びます、広めに空間を使い人もいるでしょうし家族構成に合わせて部屋の数を決めましょう。
リノベーションにかかる費用が判明したところで、最後の仕上げです!マンションの価格と先ほどのリノベーション費用を合わせて計算できるツールで「理想の間取り」を手に入れるための費用を算出します。シュミレーションシートに合わせて中古マンションの本体価格やリノベーション費用、そして忘れがちな修繕管理費などを記入していきます。
シュミレーションでトータル金額がわかるので予算に対してオーバーしてしまったなという場合はリノベーション費用で調整することもできますし、別のエリアの中古マンションでマンションの本体価格を抑えることも検討ができます。
2時間という短い間マンション購入の必須確認ポイントやリノベーション費用のシュミレーションまで学べる「いい住まい勉強会」。定期的に開催しておりますので、ぜひご参加ください。