
見落としがちな“外壁”リフォーム前に知っておくべき費用と基礎知識
突然ですが…皆さんは、リフォームといえばどんなリフォームをイメージされますか?たいていの方は、水廻りや内装をイメージされるのではないでしょうか?しかし、大切なのは見落とされがちな家の外、「外壁」なのです。大切な家を雨風や紫外線から守る外壁こそ、目を向けてあげなければならない部分なのです。
そこで今回は、外壁リフォームについての基礎知識や、一番気になる費用について説明していきたいと思います。この機会にぜひ、ご自宅を外から眺めてみましょう!!
外壁のリフォーム時期のサインとやらなければいけいない理由
正直、普段はあまり見ることのない外壁ですが、少し気にかけてみて下さい。知らず知らずのうちに外壁がリフォームのサインを出しているかもしれません。
特に、震災を経験された方は注意が必要です。震災後は、多くの建物で外壁のひび割れがおきました。その時点で何も異常がなくても、その後の度重なる余震で、じわじわとひび割れがおきている場合もあります。ひび割れの部分をよく見てみると隙間が空いていることがあります。そこから水が浸入してきて雨漏れの原因となってしまいます。
また、建てて15年~20年経過している建物、一度塗装はしたことはあるが塗装後10年くらい経過している建物も、そろそろ外壁リフォームの時期に当たります。リフォームのサインとしては、以下の項目をチェックしてみて下さい。
【チェック項目】
①外壁を触ってみて白い粉がつく。(=チョーキング現象)
②外壁の継ぎ目に隙間がある。
③ひび割れの部分に隙間がある。
ひとつでも当てはまるものがあれば、それは外壁リフォームの時期です。大切な建物を守るために、早めに対策する事をおすすめします。
外壁リフォームの種類①~塗装~
ひと言で外壁リフォームと言っても、どんなことをするのか気になりますよね!外壁のリフォームの種類には、まず「塗装」があります。
塗装は比較的、安価に抑えられるのが特徴です。しかし、今まで3回塗ったことがあるという方は、塗膜がはがれてしまう可能性が高いのでおすすめできません。
塗装にも、塗料のグレードが何種類かに分かれています。大きく分けると「アクリル塗装」「ウレタン塗装」「シリコン塗装」「フッ素塗装」「光触媒」があります。グレードによって耐久年数・金額が変わってきます。
※環境によって耐久年数は変わります。
また、塗装と同様に外壁の目地の部分、サッシ廻りのコーキングの打ち直しも重要です。全てやり直した場合は、プラス20万円~30万円かかってきます。少し費用は高くなってはしまいますが、塗装したから安心ではなく、同時にコーキングの打ち直しをすることをおすすめします。
外壁リフォームの種類②~重ね張り~
最近多い外壁のリフォームの方法に「重ね張り」があります。外壁の主な種類として“窯業系サイディング”というセメント質と繊維質を主な原料にしてるものと、“金属系サイディング”という断熱材が裏打ちされた厚さ15mm以上の金属製の外壁材があります。それぞれの特徴は下記の通りです。
窯業系サイディング
㎡単価:約3,000~10,000円
特徴:豊富なデザインとカラーバリエーションが魅力。全体的に重いので建物に負担がかかってしまうのが難点。
金属系サイディング
㎡単価:約3,500~6,000円
特徴:軽量で建物に負担がかからない。断熱材も入っているので断熱性がUP。錆びにくいが、耐久年数を経過すると変色する。
また、コストを押さえる方法として、塗装と重ね張りを併用することもできます。1階のみ重ね張りにして2階を塗装にしたり、全体的に塗装で抑えてベランダの部分だけ重ね張りというのも可能です。どんなことでもリフォーム業者へ相談してみましょう。
家のことを考えて外壁リフォームをしよう!
いかがでしたでしょうか?外壁リフォームが建物を長持ちさせるために重要なものだと分かっていただけたでしょうか?この記事を読んでいただきましたら、早速点検してみましょう!大切な建物を守るために、是非!外壁リフォームを検討されてみてはいかがですか。
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