実例
家づくり

【実例】都心の中古マンションで好きなものに囲まれた幸せな生活

今、世間では都心の中古マンションを購入して、自分好みにリノベーションして住む方が増えているようです。新築のデザイナーズマンションに憧れるけれど、自分の趣味と少し合わなかったり、値段的にリーズナブルとは言いがたかったり・・・そういった自分の住まいにこだわりを持つ人が「中古マンション×リノベーション」という選択をする例が多く見られます。

では実際にリノベーションしてみて、そして生活してみてどうなのか気になりませんか?そこで今回は、その「中古マンション×リノベーション」をして、自分好みの住まいを手に入れたという仙台市にお住まいのSさんにお話しを聞いてみようと思います。新築にすればよかった・・・なんて後悔していないか気になりますよね。そのあたりしっかり伺いたいと思います!

中古マンションを選んだ理由は?

中古マンションを選んだ理由、それは「中古マンション×リノベーションをやりたかったから!」だそうです。

ご主人が住宅関係のお仕事をされていることもあって、マイホームには並々ならぬこだわりを持っておられました。仙台に終の棲家を構えようと家探しを始めた頃は、新築メーカーの住宅展示場にも足を運んだそうです。そこで最新の設備や立派なつくりを目の当たりにし、マイホームを手に入れるワクワク感を一通り感じたところで、やはりどこか物足りなさを感じたようです。それは「個性」のような、「特別感」のようなものと言えばいいのでしょうか。

さらにSさんの仕事の都合上、転勤の可能性もあるため、一生住む家を新築するという選択肢はあまりなかったそうです。そのため今この時期に住んでみたい家をつくろうと思い、中古マンションを購入することを決意されました。

そこからSさんの物件探しが始まりました。Sさんは中古マンションを購入した後にリノベーションすることを最初から決めていたため、「不動産」「リノベーション」を一括してお願いできる会社はないかと探し始めました。そして出会ったのが仙台市と福島県にショールームを構えるオノヤリフォーム倶楽部でした。

オノヤリフォーム倶楽部は、不動産事業部を併設しており、さらに家具・インテリア提案も可能ということで、マイホームの購入からリノベーション、そして部屋の雰囲気に合った家具の購入まで一括してお願いしたいというSさんの希望にぴったりの会社でした。こうして旦那様と奥様の仕事場までの通勤や物件の価格、物件の状態などを考慮して、仙台駅にほど近い築30年の中古マンションを購入することになり、ついにSさん待望のリノベーションが始まったのです!このマンションがどのように生まれ変わるのでしょうか・・・

マンションリノベーション

 

リノベーションのコンセプトは?

物件も決まり、次はいよいよこだわりのリノベーションですが、Sさんが思い描く「自分好みの住まい」とはどんなイメージだったのか聞いてみたいと思います。

私:「Sさん宅のリノベーションのコンセプトと、一番こだわったことについて教えて下さい!」

Sさん:「そうですね、コンセプトは『好きな家具に囲まれたくつろぎの空間』といったところでしょうか。カフェのような雰囲気で、どこか味のある古めかしさを出したかったんです。新築マンションでは出せないノスタルジックな感じも中古マンションをリノベーションすることで実現できると思いました。そして私も妻も家具やインテリア雑貨にとてもこだわりがあり、好きな家具や雑貨に合う空間づくりを一番に考えてもらいました。」

家具に合わせて

私:「さすが住宅関係のお仕事をされているということで、家には色々とこだわりがおありのようですね。今回家具も提案してもらったということですが、どのような流れでリノベーションと家具を融合させていったのでしょうか?」

Sさん:「家具の話は間取りを考えるときから出ていましたよ。むしろこの家具を置きたいならここにキッチンを置きましょう、くらいの勢いで家具中心に間取りを考えていきました。そうすることで自然と間取りが出来上がって、完成イメージが沸いてきたんです。打ち合わせのときはとにかくワクワクが止まりませんでした!自分が好きなものから家づくりを考えるってこういうことなんだな、って思いました。箱が出来たあとに家具を考える流れだと、どうしても箱に合わせた暮らしになって思い通りのイメージにならなかったりする。私の場合そんな不満はありませんでした。」

私:「それってすごく重要なことですよね!家に合わせて暮らすのではなくて、一人ひとりの暮らし方に合わせて家をつくるのが本来の流れというか。それを実行したSさんは素晴らしいですね。オノヤリフォーム倶楽部からは、家具以外にリノベーションについてどのような提案をされたのですか?」

Sさん:「使い易い間取りの提案をしていただいたのはもちろんですが、家具の雰囲気に合わせた内装や素材、商材を選んでくれました。私の頭の中が丸見えなんじゃないかっていうくらい理想の空間を提案してくれて、イメージの共有やすり合わせもスムーズに進めることが出来たので、あっという間にプランが確定しました。マンション特有のコンクリートの大きな梁がリビングの真ん中にあって、圧迫感が出て嫌だなぁなんて思っていたときに、白く塗装してあえて隠さず無骨な仕上がりにしましょうと提案を受けたのですが、実際に住んでみるとそんなに気にならなくてとてもいい提案をしていただいたと思います。」

実際に住んでみての感想は?

そうしてSさんのこだわりを詰め込んで完成したお宅がこちら!

リノベーション後

とても広々とすっきりしていて、シンプルな中に家具の存在感がある空間ですね!まさに「好きな家具に囲まれたくつろぎの空間」です。

私:「築30年の中古マンションが生まれ変わりましたね。統一感があって、無駄なものがない。そしてまた家具が素敵!おしゃれ!仕事から帰ってきて、こんな素敵なお家が待っているなんて羨ましいです。実際に住み始めて、住み心地などはどうですか?」

Sさん:「本当に満足の仕上がりで、毎日眺めていても飽きません。私たち夫婦が以前から集めていた大切な家具や小物なども居場所を見つけて生き生きしてみえます。今回のリノベーションでもう一つ、「素材感のあるものを使う」ということもこだわったポイントでした。具体的には、プラスチックやビニールの壁紙などを使用しないということ。無垢素材や塗り壁、アイアンを使用することで、経年劣化を楽しめるような家づくりを試みました。これは実際に住んでからもやって良かったと思うポイントですね。」

家具

私:「たしかにリビングの天井や壁などを見ると、塗装仕上げにされているので、躯体のでこぼこ感なんかはたまらないですね。このあたりもSさんのイメージ通り、中古マンションだからこそ出せる味わいになっていますね。逆に、ここをこうしておけばよかった!なんていう失敗談などはありますか?」

Sさん:「そうですね、住み始めて4ヶ月くらい経ちますけど、後悔しているところはとくにないです。むしろやっといてよかった!と思うことばかりです。例えば、施工会社の方に勧められて室内の既存の配管を全て新しく交換したのですが、これは交換しておいて正解でした。多少手間はかかってもやっておいた方がいいような工事は、やはりプロの意見が欲しいですよね。既存の配管のままだと、水漏れや詰まる可能性があるので、リノベーションするときは交換しておいた方がいいと思います。味があっていい中古物件も、毎日使うところなどは気を使ってあげると安心して生活できますよ。」

「一生に一度」ではなく「今を楽しむための家づくり」

中古マンションを購入してリノベーションされたSさんのリアルなお話しはいかがでしたでしょうか?時代は「中古住宅“で”いい」から「中古住宅“が”いい」に変わってきているようですね!今回快くインタビューに答えていただいたSさん、ありがとうございました。

お宅にお邪魔したときに印象的だったのが、リビングの一角に床がタイル張りになっていたコーナーです。Sさんの奥様が結婚式場などのお花を飾るお仕事をされているということで、植物やお花を育てるスペースを設けたらどうかと提案されたそうです。お客様一人一人の暮らし方を考えるからこそ出来る提案ですよね。そしてリノベーションだから実現できることでもありますよね!

自分らしい暮らし

制限された箱の中で生活するのではなく、生活スタイルから箱を考えていく時代がきたようです。皆さんもSさんの家づくりを参考にしてみてはいかがですか?

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