
ダウンライトって暗すぎないか心配。失敗しない照明デザインとは?
近頃どの新築でもダウンライト(埋め込み照明)や間接照明が多くなっていますが、「ダウンライトで本当に明るさを確保できるの?」と思っている方はいませんか?
流行の間接照明やダウンライトなどは、空間をオシャレに演出しますが、まだまだ皆さんの不安は多いようです。
- 「すすめられるがままその照明にしてみたけど、本当に大丈夫なの?」
- 「LEDの照明は高いから、照明はこだわらなくてよいかなぁ…」
- 「長く住み続けるし、ダウンライトだと交換出来ないのが不安…」
今回はそんなお悩みを解決し、後悔しない照明デザインの考え方を伝授します!例えるなら、自宅が高級ホテルのようなくつろぎ空間になったり、リゾート地のような明るく開放的な空間になったりします。実際に工事をしたお家の写真と共にご紹介していきますね。
ダウンライトは暗い?
突然ですが、ご自宅の照明とダウンライト、どちらが明るいと思いますか?正解は・・・どちらでもありません!ごめんなさい!要は≪選び方≫なんです。次の写真をご覧ください。
上は部屋全体を明るくするための照明デザイン、対して下は落ち着きのある空間にするための照明デザインです。あなたはどちらの雰囲気がお好きですか?見た目だけではない選び方の1つとして、例をあげます。
例えば小さいお子様がいるお家のリビングは上の写真のように極力明るめにしてあげたほうが良いでしょう。なぜなら、小さい子供はリビングでお勉強をされていませんか?落ち着きのある少し暗い空間だと、お勉強には不向きです。
逆にお子様が独立し、1人暮らしを始め、夫婦2人暮らしになった場合は、下の写真のように少しムードのある空間にしてみましょう。ゆったりとしたくつろぎの時間のが過ごせます。映画を観賞したり、片手にワイングラスなんていうのもおしゃれではありませんか?
ダウンライトにはそれぞれ光を照らす角度が違ったり(広狭)、光の色が違ったり、光の強さが違ったりします。それらを組み合わせることにより、今よりもムードのある空間にすることも、逆に明るく開放的にすることも可能なのです。
LEDは長持ちするけど・・・高いんじゃないの?
結論から言うと、トータルでみればLEDの方が断然安いです。下記に差額を出してみました。
白熱電球 | LED電球 | |
①電球代(1個) | 約200円 | 約2,500円 |
②電気代 (年間) |
約2,400円 | 約400円 |
※電気代は1個当たりの年間の電気代、1日6時間点灯したと仮定(地域によって差があります)。
電球代はLEDの方が2,300円も高く、電気代はLEDの方が2,000円安いです。
・・・それだと白熱電球の方が安いのでは?実は、ここからがLED電球の見せ場! LED電球が安いと言われる理由、それは寿命です。
- 白熱電球の寿命は約1,000時間
- LED電球の寿命は約40,000時間
つまり、先ほどの電気代の計算だと、白熱電球は年間だと2個は必要となるので+400円の2,800円。1年間でみると、-100円。マイナスかぁ~と思いますよね。それが、LEDは寿命が長いため、しばらく電球交換の必要はありません。(1日6時間で20年ほど)2年間で、その差2,300円、10年間で、約25,000円も安くなります!!!
長持ちするけど、高い?いえいえ、長持ちするから安いのです。
交換できない照明、後々工事しないとダメ?
一般的にダウンライトは自力での交換が不可の物が多いのです。電気屋さんに頼んで交換するのが通例です。
「それじゃ、ダウンライトだと後々高くつくんじゃないの?」そんなあなたに朗報です!この悩みを解決する考え方は3つあります。
①交換可能なダウンライトを使用する
これは東芝さんの商品で、光源だけの交換が可能なため、電気屋さんの必要もありません。
②リフォームをする
先ほどの記述で、LEDは約20年持つということがお分かり頂けたかと思います。実はこの20年という数字、みなさまが水廻りを交換したり、壁紙を張り替えたりするタイミングとほとんど同じなのです。実際私が請け負っているお客様も15年~20年くらいで内装を綺麗にします。その時に照明も交換してはいかがですか?
③ライティングレールを使用する
「交換出来ない」という不安を1番軽減できそうなのが、この商品。天井にレールを取り付け、あとは好きな照明をつけるだけ!吊り下げても良し、スポットライトにしても良し、空間に色んな表情をもたらすのに大活躍する商品です。実はマンションなど、天井の裏に埋め込みの空間が取れない場合にも良く使用されています。
照明デザインは住まい方から
照明デザインはあなたが今後どういう環境で、どんな生活をしたいかによって自由自在に変化します。和風の雰囲気が好きか、北欧の雰囲気が好きか、子供部屋があるか、孫が遊びに来るか、書斎があるか、趣味は何か、好きな色は・・・?
自分の心の奥にある要望をすべて出し切れれば、照明計画に失敗することはありません。1つたりともまったく同じ照明デザインのお家はありません。あなたとご家族にあったオリジナルな照明デザインにするために、思いの丈をしっかりとプロに相談してみましょう。
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