
意外と簡単!気持ちのいい寝室をコーディネートするポイント3つ
寝室って、他の部屋と比べて自分以外の人が入る機会が少ない空間ということもあり「ただ単に寝られればいいや!」と考えがちじゃありませんか?
どうせ誰も見ないからパジャマは脱ぎっぱなし。雑誌や小説も散らかしっぱなし。ひどい時にはちょっと前に使ったコップも置きっぱなし・・・なんて人もいるのではないでしょうか。
でも、寝室は1日の疲れを癒し、朝目覚めて1日をスタートする場所。とっても重要な空間です。毎日を元気に楽しく過ごし、良い暮らしをするためには、「寝室」にこそこだわるべきです!今回は、寝室を究極の癒し空間にするために、押さえておくべきコーディネートのポイントを3つご紹介していきます。
そもそも、寝室の役割とは
お部屋にはそれぞれ名前がついていますね。キッチン、リビング、ダイニング・・・それぞれ役割も違います。キッチンはお料理をする場所。リビングはくつろいだり、TVを観たり、お客様を招き入れたりする場所。ダイニングは食事をとる場所ですね。
さて、寝室は何をするための空間なのか?というところから。ズバリ「寝るところ」、ですね。
その他にも、就寝前にくつろいだり、読書をしたり。起床の場所でもあり、身支度をする場所でもあります。何をするための空間なのかを考えることで、おのずと必要なものが見えてくるのです。そんな、意外と大切な空間である寝室、いったいどのようにコーディネートするのが最適なのでしょうか?
その1 寝室にある照明、本当に合っていますか?
いま、あなたが毎日寝ている寝室の照明器具を思い出してみてください。一般的な洋室なのであれば、天井の真ん中にぽっかりとシーリングライトが付いているのではないでしょうか?その照明、本当は寝室には明るすぎてちょっと合わないかもしれません。
寝室は就寝前にまどろみ、眠りにつく空間。他の部屋よりも控えめの明るさでくつろぎを妨げないやわらかな光がおすすめです。部屋全体をやわらかな光で包み込む間接照明を取り入れてみるのはどうでしょう?
それだけでは明るさが足りない場合は、ベッドの足元に照明を取り付けてみるのもおすすめです。光源が直接目に入らないコーディネートで、まぶしさを抑えながら空間に奥行や広がりを作ってくれます。
そんなこと言われても、今ある照明器具を付け替えるなんて簡単にできない!という方もいらっしゃるでしょう。そんな方にはスタンドライトがおすすめ。こちらもやはり光源が目に入らないよう足元に置けば、くつろぎの明かりで包んでくれますよ。
また、枕元に読書灯やスタンドライトを備えておけばベッドでまどろみながら読書ができますね。最高の癒しの時間になりそうです。手元でON/OFFができるよう、枕元にスイッチやリモコンがあればもう言うことなしですね!
その2 寝室の空間×素材×色をコーディネートして完璧なくつろぎ空間へ
寝室における床や壁、天井の面積は空間全体の割合から見て多くの面積を占めるためコーディネートする内容によって得られる効果が大きく変わります。
<空間の形で得られる効果>
例えば天井に傾斜がついていたり、梁が出ていたりといった「変化」を付けるとくつろぎ感が高まるといわれています。天井を高くすると解放感を感じられます。逆に低いほうが落ち着くという方もいるので、自分に合った環境を整えるのが理想です。
ただ、実際問題として天井を変えたいとなると、大工事になっちゃいますね。比較的簡単にくつろぎ感を高めるため、内装を決める時に壁や床の素材にこだわってみましょう。
<使う素材によって得られる効果>
睡眠をとる寝室には、珪藻土や漆喰など調質性のある自然素材のものを使うとかなりGOODです。それが難しいのであれば調質性のあるタイルもおすすめ。壁一面に貼り込むだけで消臭・調質効果が期待できます。仕上げ材にこだわることでお部屋の空気までも変えられちゃうのです!
しかも、塗り壁やタイルで素材感や立体感が加わると、空間にアクセントが生まれ、デザイン性も高まりますよね。それでもまだ塗り壁やタイルの工事も大変・・・という方もいらっしゃいますよね。では色で工夫をしてみましょう。
<選ぶ色で得られる効果>
色は私たちの感情に大きく関わっているといわれています。では寝室にはどんな色がぴったりなのでしょうか?
色は3つの要素でできています。「色相・明度・彩度」です。色相は色味の違い、明度は色味の明るさ、彩度は色味の強さを指します。色相は赤よりも青の方が落ち着いた雰囲気になるというのは、なんとなく分かります。色味にはそれぞれ印象があります。明度と彩度は、高いほうが興奮色、低いほうが鎮静色だといわれています。
つまり、くつろぎの色を選んで、中でも明度・彩度が低いものを選ぶと良さそうですね。クロスをその色に貼り換えたり、カーテンやブラインドなど窓装飾にその色を取り入れるだけでも十分効果はありそうです。
その3 寝室のインテリアに「こそ」投資すべし!
空間が整ったら、最後は家具です。例えばベッドのマットレス。いいものは本当に寝心地がいいですよね。でも、いいものは金額もそれなりです。あまりに高価で、いいのはわかっているけど・・・いざ買うとなると、ちょっとためらいますよね。
ですが、ここで考えてみてください。例えば17万円のものを買ったとして、10年使うと考えると、1年で1万7千円です。1ヶ月で1416円。1日あたりにするとたったの47円!簡単に買い替えるものではありません。まして毎日使います。1日たったの47円でふかふかで寝心地のいいベッドで寝られる・・・と考えると、ベッドに17万円を投資するメリットは大いにありそうです。
寝室の家具はベッドだけではありません。例えば眠りにつく前に一息つくための1人掛けのソファがあれば、そこに腰かけてぼーっと今日1日を振り返ったり、明日はどんな風に過ごそうか・・なんて考え事をする時間ができますね。こんな風に家具は、そこに置くことによって私たちの動き・行動を左右することもあるのです。くつろぐために・・・どんな形の家具が必要になるでしょう?自分にとって必要な時間と合わせて考えてみてください。
きちんとコーディネートすることが幸せへの近道
いかがでしたか?「くつろぐため、よく眠るため」を考えてひとつひとつ見直してみましょう。寝室でしっかり癒されて、元気をためて、朝気持ちよく出かけて行きましょう!毎日がハッピーになりますよ♪
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